循環器内科医を目指す医学生・研修医の皆様へ

地域に望まれる医療体制

我々は大学病院で高度循環器診療を展開する一方、心血管・腎・内分泌内科教室と共同し、岩手県を中心とした北東北の診療圏の地域拠点病院での循環器診療の一翼を担って参りました。ご存じの通り、循環器診療は「時間」との勝負です。特に、急性心筋梗塞は発作から冠動脈の血行再建までの時間が勝負であり、患者さんが受診するまでの時間や病院間の搬送時間が大きな問題となります。如何に治療が進歩しようとも、この時間を埋めることは容易ではありません。この地域の急性期循環器診療の将来像を熟考していくうちに、PCIなどの急性期医療を担当できるスタッフが効率よく分散し、各病院で地域住民への啓蒙活動や急性期治療を貫徹できる体制整備が不可欠、という結論に至りました。幸い各病院のスタッフの努力のお陰で、現在ではたいていの拠点病院で対応可能です。緊急PCIを施行できない拠点施設もいくつか残りますが、すでに治療装置は配備され常勤医を待つのみです。循環器急性期医療の空白地を埋めるまで、本当にあと一息です。診療圏の循環器診療を次のレベルに向上させるためにも、まずは急性期診療体制を強化しなくてはなりません。

国内第2位の面積を有する岩手県を中心とした広い診療圏に、「時間」相手に闘わなければならないのが我々循環器内科です。テーマが大きいだけに非常にやり甲斐があります。老若男女は問いません。是非とも、地域医療が抱える諸問題に対し明るく前向きに取り組みながら、望まれる診療体制を作る我々の事業に、皆様の力を貸していただきたく思います。ご質問のある方、見学希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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