(東北の心血管死亡率改善のために)

スポーツ医学

スポーツ医学の必要性と講座の取り組み

今、岩手医科大学循環器内科では新たな視点で医療を社会に還元する活動を始めています。
従来、生死にかかわるような重篤な疾患を扱い治療することの多い循環器内科ですが、「自分の体と楽しく付き合う」、「元気な人がより元気でいられるお手伝いをする」というスポーツ医学に取り組んでいこうと考えています。一般的にスポーツ医学と言うと、整形外科的な分野が多く占めていますが、「スポーツを行う人の体をトータルマネージメントする」という視点でスポーツ内科を岩手の地でも興していきます。

担当 循環器内科 助教 中島祥文 (循環器専門医・スポーツドクター)

今後の展望

現状では、以下の取り組みを実施および検討しております。

  • 心臓疾患患者へのスポーツへの取り組みを考える。
  • スポーツ選手の循環器系疾患のスクリーニング、マネージメント。
  • 持久系スポーツにおける、循環動態評価、機能向上を考える。
    岩手の土地柄、屋外での活動が制限される環境下(冬の寒冷環境、および東日本大震災被災地)での健常人の健康増進、運動機能維持向上をサポートする。
  • 虚血性心疾患と骨格筋の虚血の相互作用、相乗効果を研究する。
     現在、東京大学、群馬大学と「KAATSUTM」で共同研究を開始しました。
    日本体育協会公認スポーツドクター、KAATSUインストラクター、岩手県体育協会スポーツ医科学委員などの資格をもった医師が、患者さん、アスリートスポーツ選手、一般スポーツ選手などの様々な方に対応させていただきます。

加圧トレーニングについて

 現在、我々が取り組んでいる加圧は昨今の健康ブームに乗り、巷で有名になったあのです。有名スポーツ選手や芸能人などもトレーニングやダイエットに取り入れています。
そもそもとはKAATSUTMどのようなものでしょうか。

大腿付け根および上腕付け根を専用のバンド器具で加圧することにより、血流制限をし、組織に血液をためることで、その組織に刺激を与えるものです。それにより成長ホルモンをはじめとした各種ホルモンの分泌を促します。
 また、加圧下で運動することは、低荷重での筋肉の負荷で、通常の高荷重での負荷と同等の筋肥大効果が得られる等のことが実証されています。これは、筋肉や関節への負担を減らし、低負荷でより高度な運動効果、リハビリ効果を得ることができるとされています。
 我々は、もともと心筋虚血とその再灌流に伴う心筋の変化を臨床で扱ってきました。今後は、虚血再灌流に伴う骨格筋への効果、および心筋、心機能に与える影響を健常人および心疾患を抱える患者さんにもKAATSUTMを応用していきたいと考えております。
この度、森野教授が加圧インストラクターとなりました。今後は、東京大学、群馬大学と共同し研究を行っていきます。

心臓リハビリテーションについて

支援させていただく地域のスポーツ団体

循環器専門医としてスポーツ医学を目指しませんか?(医師募集)

循環器内科の臨床をしながら、「スポーツ医学」を目指す医師を募集します。将来の循環器内科医が積極的に取り組まなければならない領域であると考えております。地域のスポーツ振興から、トップアスリート、プロ競技団体との関連を包括的に行って行く予定です。詳細のお問い合わせは、教授秘書 大宮 までご連絡下さい。