循環器内科医を目指す医学生・研修医の皆様へ

循環器医療センター独自のカンファランス体制

循環器医療センターは日本有数の症例数と治療成績を誇ります。
循環器内科、心臓血管外科、放射線科、麻酔科、理学療法士などとの連携が良好でひとつの組織として全体が機能しています。患者ひとりひとりの治療方針はいくつかのカンファランス経て決定され、入念な議論と多視点からの検討が行われています。下記にいくつかのカンファランスを紹介します。

◆CCU症例カンファランス (毎朝7:45-8:30)

CCUでは毎朝カンファランスが行われ、症例ごとの経過、今後の方針についてカンファランスが行われます。十分な検査と討論を経て治療方針を決定しています。

◆循環器医療センターカンファランス (毎朝8:30-9:00)

循環器内科、心臓血管外科、放射線科の医師だけでなく、看護師、臨床検査技師、理学療法士のスタッフが合同で毎朝、同日の手術症例(外科・内科)のプレゼンテーションおよび検討、また入院報告を行っています。

◆心臓リハビリテーションカンファランス (毎朝9:00- )

理学療法士などと合同で心不全、心筋梗塞後、術後症例を中心に心臓リハビリテーションについて、それぞれの症例に対しての綿密なカンファランスを行います。

◆小児循環器科カンファランス(月曜 18:00- )

当科では成人の心房中隔欠損症や動脈管開存症の症例へのAmplatzer(アンプラッツアー)法にる閉鎖術を行っております。小児循環器と合同で手術適応などの検討を行っています。

◆不整脈カンファランス(月曜9:00-)

不整脈担当グループではカテーテルアブレーション、ペースメーカー植え込み、植込型除細動器植込み、心臓再同期療法など不整脈疾患の入院症例についての治療検討を行います。

◆医局内カンファランス(月曜 16:00-)

循環器内科としては、毎週月曜日に内科カンファランスを行っています。内科疾患に関しての症例検討・抄読会、最新のtopicについての勉強会があります。個々の症例を熟慮し、適切な治療を施す為にも知識の習熟を行う場として非常に重要です。

◆血管カンファランス(水曜17:00-)

血管担当グループでは、大動脈疾患に関して循環器内科、放射線科、血管外科の3科で合同カンファランスを行い、診断と治療方針を決定しています。大動脈疾患の症例数は全国トップクラスを誇ります。

◆循環器内科・心臓血管外科合同カンファランス(木曜17:00-)

当センターおよび関連病院での、主に冠動脈疾患、弁膜症などの成人心疾患手術症例について、いずれの手術方針が患者さんにとって最も良い治療法であるか(カテーテル治療、バイバス術などの外科的手術、薬物治療)を検討します。循環器内科、心臓血管外科、放射線科等が垣根なく活発に意見交換をしながら診断治療方針を十分に検討しております。実際に手術を行う際に重要な、ポイントや術式等細やかに教えて頂ける場であり、貴重なカンファランスです。

また、当センターの特徴として、このカンファランスは県内関連病院とのテレビ会議システムで行われています。岩手県という広大な面積を誇る地域性から、点在する沿岸地域の関連病院を情報ハイウェイというテレビ会議システムを利用してネットワークを結び、遠隔地の手術症例について検討を行っています。

 

カンファランスで症例をプレゼンテーション、それぞれの症例に対し綿密な討議を行い、治療にあたることで、より良いチーム医療を行うことができると言えます。
当センターではこれら多くのカンファランスを行っていますが、カンファランスで得られる多角的な観点および新しい視点・発想が、個々の症例における問題を受け止めることにつながり、大変高い臨床能力を獲得する効果をもたらすものと考えております。