循環器内科医を目指す医学生・研修医の皆様へ

初期研修プログラム

目標と特徴

本プログラムは、選択科目として循環器内科と腎内分泌内科を中心とする内科学の研修を希望するものを対象とする。今後医師として求められる循環器疾患および腎内分泌疾患に関する基礎的知識と実践を研修し、合併する他の内科疾患の診断、治療についても習得することを目標としている。

循環器内科

【GIO】

病歴聴取と診察を確実に行い、基本的な検査を習得して、循環器疾患の的確な診断と初期治療ができる。

【SBOs】

  1. 的確にバイタルサインをとり、重症度および緊急度の把握ができる。
  2. 心電図(負荷心電図を含む)検査を自ら実施し、結果を解釈できる。
  3. 基本的な心エコー図検査を自ら実施し、結果を解釈できる。
  4. ショックの診断と治療ができる。
  5. 心不全の診断ができる。
  6. 狭心症・心筋梗塞症の診断ができる。
  7. 大動脈解離・大動脈破裂の診断ができる。
  8. 一次および二次救命処置ができる。
  9. 循環器疾患患者に対して、食事・運動・禁煙指導ができる。

腎内分泌内科

【GIO】 

病歴聴取と診察を確実に行い、基本的な検査結果を解釈して、腎内分泌疾患の的確な診断と初期治療ができる。

SBOs】

  1. 各種ホルモンの生理作用を説明できる。
  2. 腎内分泌疾患に特有な臨床症状を説明できる。
  3. 内分泌機能検査の目的と方法を理解し、結果を解釈できる。
  4. 各々の内分泌疾患の診断に必要な画像検査を想起し、結果を解釈できる。
  5. 代表的な腎内分泌疾患の診断ができる。
  6. 緊急を要する内分泌疾患を鑑別し、初期治療ができる。

緊急を要する疾患・病態

下記について、初期治療に参加する。

 1)心肺停止  7)急性心筋梗塞症 13)急性心筋炎
 2)ショック  8)不整脈 14)急性大動脈解離
 3)意識障害  9)副腎クリーゼ 15)大動脈瘤破裂
 4)失神 10)急性腎不全 16)急性末梢動脈閉塞
 5)急性呼吸不全 11)急性感染症 17)急性腎不全
 6)急性心不全 12)不安定狭心症  

教育に関する行事

教育に関する行事

研修評価

  1. 心電図の判読。
  2. 心エコー図判読。
  3. 病歴の問診と記載(カルテチェック)。
  4. 循環器系薬剤および腎内分泌系薬剤の基本的知識(問診)。
  5. 基本手技の評価。
  6. 症例提示(問診)。

研修内容・方法

初期の1ヵ月

  1. 病棟での病歴聴取・記載と基本的診察法を指導医について研修し、基本的診察法を習得する。
  2. 病棟患者の病歴や検査結果より、診断や治療方針を指導医とともに考える。
  3. カンファランスで症例のプレゼンテーションを指導医とともに行う。

2ヵ月目以降

  1. 外来・病棟にて一人で病歴聴取と記載および診察を行う。
  2. 採血・血管確保および救命救急処置ができる。
  3. 退院サマリーを記載し、指導医のチェックを受ける。
  4. 負荷心電図検査、心エコー図検査を指導医とともに行う。

指導責任者ならびに研修指導医

循環器内科指導責任者 森野 禎浩(循環器内科診療科部長)
研修指導医 伊藤 智範(循環器内科・循環器医療センター)
  房崎 哲也(循環器内科・循環器医療センター)

その他

勤務時間は患者の病態によって異なる。当直は指導医と共に平均週1回である。各グループ毎にカンファランスが早朝あるいは夜に行われる。代表的な会を以下に示す。盛岡循環器セミナー、岩手循環器懇話会、岩手心血管セミナー、岩手心エコー図研究会、県南循環器懇話会、岩手腎疾患研究会など。